こんにちは!神戸ポップです。(今回のアイキャッチは私です)
今年二度目の一人旅に行ってきました。前回は2021年4月に沖縄、今回7月は京都です。
京都は近いながらも名所が多いので、日帰りだといつもバテ気味。だから今回は連泊して良かったです。
5日間の滞在記を作りましたので、長めですがぜひご覧ください。
旅の目的:徐々に独立していきたい
フリーランスになってから双極性障害は寛解したものの、生活のほぼ全てが親や家族に頼りがち。そんな日々を送っていましたが、コロナもあって、家が窮屈に。そこで、自分で物事を決めたい!と思ってたまに旅をするようになりました。
1日目
さて、いよいよ京都へ。「京阪神」というセットものではありますが、やはり5泊となると立派な旅です。
移動
JR三ノ宮駅から在来線で京都駅へ。関西のJRユーザー周知の、新快速に乗って約50分でした。ただ、下を向いてGoogleマップばっかり見ていたので、高槻あたりから乗り物酔いをしてしまい、少々苦しみながら京都へと向かいました。
観光
神戸と京都は近いため、宿のチェックアウトまで時間を持て余していたのですが、思わぬレジャースポットを発見。立派な観光ができました。
オープントップバスで市内観光
京都は学生時分からよくきていたので慣れており、JR京都駅周辺で楽しめるスポットがなく、連日悩んでいました。しかし出発15分前に、なんと京都にはオープントップバス(2階建ての屋根なしバス)があるということを知り、ワッショイ参加。二条城、京都御所、同志社大、京大を横手に、祇園までさくっと一周。非常に有意義な時間でした。五条大橋前では信号がなかなか変わらなかったため、間つなぎでガイドさんが民謡を熱唱してくれたのも良かったです。(五条大橋は弁慶と義経が出会った場所として有名です)
宿へ到着
京都・高雄(たかお)という場所にある旅館に着きました。路線バスでJR京都駅から約40分。この宿は少し変わっていて、本館と離れの2つがあるお宿でした。ただ、コロナの影響もあってか離れは宿泊客ゼロ。200坪はあろう日本庭園のある旧民家でしたが、トイレも風呂も男女兼用で、さらにオバケが出そうだったため、廊下は何度も後ろを見ながら歩きました。(笑)
ちなみにこの旅館はお食事処でもあり、寿司も食べられる、高雄では有名なお宿でした。(私は海鮮がダメなのでお寿司が食べれなくて残念…!)
2日目
昨晩はほぼ眠れなかったものの、さほど体調に影響はなかったので市内観光をすることにしました。
観光
ドキドキワクワクしながら嵐電(らんでん)に乗って嵐山へ。嵐電は1車両のワンマン運転で、降りる時はバスみたいにブザーを鳴らします。
愛宕(おたぎ)念仏寺
ここはお地蔵さんが密に並んでいるなんともキュートかつミステリアスなお寺です。おそらく「インスタ映え」スポットとして注目されているのではないでしょうか。ただここは嵐山中心部から少し離れているので、バスかタクシーを使うのがベター。体力のある人は登山感覚でもいいかもしれません。ちなみに私はJR嵯峨嵐山からタクシーを使い、片道約1200円でした。時間と体力をカットする場合はタクシーが便利です。
※名称が似ていますが、タクシーの運転手さん曰く、化野(あだしの)念仏寺はお墓だそうです
嵐山の竹林
清々しい竹林を通って深呼吸。私みたいなシングルは少なく、ファミリーやおめかし(着物)したカップルが多かったです。嵐山は修学旅行生とカップルばっかり!カップルはみんな手を繋いでラブラブでしたよ。(笑)
嵐山の渡月橋
橋の下を流れる桂川は勇ましく強い川の流れでしたが、2018年の川の氾濫の跡はあまり見られませんでした。観光客はやはりコロナの影響か少なく、川に面したお店もシャッターが降りていたりと少し元気がなくて残念。早く終息して欲しいものです。いやしかし人力車のお兄さんはいつものごとく営業を。私は若い女性オーラが出ていなかったのか、お兄さんに声をかけられることはありませんでした。(せめて目くらい合わせてくれても…!)それはさておき意外だったのが、シングルの男性が人力車に乗っていたこと。世の中変わったもんだと思いました。
3日目
旅に少し体力がついてきた日です。
観光
これぞ今回の旅の目的!高雄の名スポット、川床です。
私は路線バスで行きましたが、レンタカーを借りるとバスを待たなくても済みますよ。ちなみに路線バスだとJR京都駅から約50分ですが、私が利用した時は定額運賃で230円でした。
高雄の川床
絶景かな、絶景かな!川床です。上流なので比較的流れが強くザアァァという音もしっかり聞こえました。お料理は、やはり悲しいかな海鮮が食べられないので、ざるうどんに。(焼き鮎も厳しく…)でも天ぷらがついていたのでハッピーでした!中身はエビ、かぼちゃ、まいたけ、ししとう、大葉で衣がサクサクでした。エビはフライならなんとか食べられるのでセーフです。
その後、デザートが欲しくなったのでぷるぷるのくず餅を!黒糖入りで美味しかったです。ここはまた来たい。ちなみに京都の河床は鴨川、貴船にもあります。鴨川は全て高級で、貴船には1件お安いお店がありますが、行くのに体力を使います。叡山電車も時間がかかるので、貴船にせよ高雄にせよ、1〜2泊したほうが余裕を持って楽しめると思います。
三尾を制覇
栂ノ尾(とがのお)、槙尾(まきのお)、高雄それぞれにお寺があります。順番に、高山寺(鳥獣戯画で有名)、西明寺、神護寺(かわら投げで有名)で、全部制覇しました!出不精の私、よくやった。途中お茶を切らしたりとトラブルがありましたが、自力で見にいくお寺は格別でした。お寺マニアではないので詳しい解説はできませんが、「ここで仏教が広まったんだな」と思うと感慨深いものでした。ちなみに神護寺にはあの源頼朝公の絵(像)が保存してあり、教科書に乗っていた絵を見れたのは感動です。
もみぢ家本館にて【新訳 鳥獣戯画】イラスト展を観覧
旅館、もみぢ家本館では『新訳:「鳥獣人物戯画」展』というイラスト展を見てきました。実は、京都駅でバスを待っているときにたまたま見た広告がこれだったので、グッドタイミング!私が感動したのは森倉円さんのイラストで、すごく可愛かったです。憧れのイラストレーターさんです。
4日目
旅も後半に突入です。
観光
何回も行ったことのある場所ですが、一人で足を運んでみるとまた違う景色が見えたりするものです。
きぬかけの路制覇(仁和寺〜龍安寺〜金閣寺)
日帰りで何度か来たことのある場所ですが、宿から直接行けるので、今回は一人で足を運んでみました。通常は金閣寺から仁和寺へ行くケースが多いのではないかと思いますが、私は宿の場所の都合で仁和寺からスタート。
きぬかけの路はバス道で車やバイクがバンバン走ります。銀閣寺から続いている哲学の道とは全く雰囲気が違うので、ちょっとガッカリする人もいるかもしれません。
さて、こちらもお寺マニアではないので詳しい解説はできませんが、3箇所とも全く異なるカラーで。仁和寺は力強く、龍安寺は気品があり、金閣寺は華々しいというイメージでした。しかし今回は、龍安寺と金閣寺で私の心に変化が。龍安寺では昔ほど枯山水の庭に癒しを感じることがなく、金閣寺でもらったお札ものちほど手放そうという気持ちになりました。もしかしたらこれは、今の生活にストレスが少ないからなのかもしれません。だから金閣寺でもらったお札は神戸・三宮の生田神社で奉納してもらおうと思います。(生田神社は色々なものを引き取ってくれます)
最終日
寂しいかな、今日はもう、神戸へ帰らないといけません。ただ不思議だったのが、普段寝坊助だった私が、この日は朝早起きして、10時どころか8時半にはチェックアウトしていたことです。一人で生活すると時間が有効的に使えますね。これもこの旅で経験したことです。
どこにも寄らずに新幹線で神戸へ
実はこの日、清水寺に行こうと思っていたのですが…。なにせ灼熱の太陽に連日の疲労。ということで、ストレートに帰路につこうと思いました。ただし旅の醍醐味は乗り物にもあり。新幹線を使うとたった25分の道のりですが、それに乗って神戸へ帰ることにしました。ちなみに自由席がガラガラだったため、窓側で景色を見ながら、ちょっとラグジュアリーな時間を過ごすことができました。
まとめ
これで2度目の一人旅。ようやく、よちよち歩きを始められたように思います。自分で決断できることほど素晴らしいものはありません。着る服も、ご飯も、行き先も、起きる時間も、テレビも全部自分で決める。しかし決定権がある代わりに他人に迷惑をかけないようにするのも自分。生きていく重さは自分の体重よりもはるかに重いな、と思いました。
働き方についても大きく転換していく時期かもしれせん。現状に頭打ちしていたので、それを考える良い機会になったと思います。
さあ、長いお話をここまで聞いてくださりありがとうございました!次はどこに行きましょうか。寒いところは苦手なので…次は次のお楽しみ!
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