ホーム » 読みもの » 【エッセイ】社会的成功者が起こす炎上について私が思うこと

【エッセイ】社会的成功者が起こす炎上について私が思うこと

読みもの

こんにちは!神戸ポップです。

先日、日本を代表するインフルエンサーのメンタリストDaiGoさんがネットで大炎上を起こしているのを見てびっくりしました。私はこういうのを見ると、直接加担するというよりも分析したくなる人間。そこで今回は、考察ポイントがいくつも散らばっているので私なりにまとめてみました。

理由はわからないけど他人のことが許せない!

先日、実は中国でもリアルで乱闘騒ぎがあったんです。動物園でたまたま衝突した2組の家族が取っ組み合いになり、そうしたら通りすがりの人も参入。男女年齢関係なく、殴る蹴る。思わず目を背けたくなる光景でした。これは中国だけではなく、ペルーにもケンカ祭りというのもありますし、おそらく火がつくとそれを見ている人の頭の中で脳内物質が大量放出されるのではないでしょうか。炎上はネットハイの一環だと思っています。脳科学者の中野信子さんは、脳内物資のオキシトシンについてよく考察されているので、「他者を許せない」「仲間を外したくなる」そんな心理を知りたい方はぜひ読んでみてください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人は、なぜ他人を許せないのか? [ 中野信子 ]
価格:1320円(税込、送料無料) (2021/8/14時点)


加害者と被害者がごちゃまぜになっている

DaiGoさんがホームレス者、生活保護自給者を軽蔑して攻撃的な意見を言ったのは、モラル的には許されざる言動だったことでしょう。しかし、彼がただの一般人だったらここまで事態は大きくなっていなかったのではないでしょうか。

ホームレス者に加害したのはDaiGo氏(1人→複数)

DaiGoさんはあの場で「ホームレス」という群衆に対して攻撃的発言をしました。個人攻撃はしていません。なぜあんなに群衆はキレてしまうのでしょうか。

DaiGo氏に加害したのはネットユーザー(複数→1人)

日本国中のネットユーザーがDaiGoさんただ一人を匿名で攻撃しました。これはいじめの仕組みと同じだと思います。DaiGoさんが放った発言は倫理的に許されることではないかもしれません。ですが、不特定多数でスズメバチのように個人攻撃をするのは、彼が取った行動と釣り合わないと思うのです。

メディア業界に必ず構図がある

社会的成功を得ると、人はどんどん孤独になるといいます。そして段々叱ってくれる人がいなくなる…。

そこで待っているのが魔物「天狗」です。

これに関しては、孤高ながらも傲慢になることなく誠実を貫き通した志村けんさんが素晴らしい。もちろん生まれ持った性格や育った環境も影響しているかもしれませんが、人として尊敬します。ダウンタウンさんも、ポジションが上がるにつれて孤独になることを認識しているらしく、志村さんと番組で対談していたのを記憶しています。

参考note『社会的成功者に襲いかかる魔物』

官庁の登場への疑問

私は、タイムリーに厚生労働省が出てきたのに「う〜ん…」と思いました。なんかフェアじゃないなと。個人に対して省庁が出てくるのはどうなんでしょう。

生活保護(相談)者だけを擁護するのはどうか

この時(発言内容について言及する場ではないので意見は差し控えますが)、厚生労働省が「外的要因もある」と認めた上で生活保護申請を勧めるPRをメディアを行いました。

パワー的にはアンフェアなように思います。啓発内容は賞賛すべきものとしても、乗っかり方として少しズルい気がしたのは私だけでしょうか。

炎上に遭った人も心のケアを受ける権利があるのではないか

「炎上に遭った人」へのフォローはしないのか。仮に当事者がモラルに欠けた発言をしたとしても、本人は複数人から個人単位で激しく攻撃されています。私も炎上・誹謗中傷に遭ったことがありますが、誰も助けてくれない辛さほどきつかったものはありません。したがって、炎上被害者も心のケアを受ける権利はあると考えます。

いじめ被害者は心のケアを、いじめ加害者は更生というフォローがある

いじめは「加害者が悪い」の一点張りだったりしませんか。しかし視野を広げてみると、加害者の心理状態も分析して治療する必要があるはずです。治療というと語弊があるかもしれませんが、社会復帰するためのチャンスは両者に与えられるもの。だからメディアを通じて一方的に「加害者」を潰そうとするのではなく、何が事態を引き起こしたのかを冷静に考える必要があるのではないでしょうか。

コラム:「指殺」(韓国のネット用語)

今は恐ろしいことに、スマートフォンのボタンをポチっと押すだけで簡単に人を殺せてしまう時代です。想像が容易い話ですが、韓国はやはり日本よりも他者視線が厳しいそう。有名人の自殺もよく報道されました。そんな中、キム・スヒョンさんのエッセイはその風潮をみごと痛快に斬っています。窮屈に追いやられている人たちの代弁をしているからこそバズったんだと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

私は私のままで生きることにした [ キム・スヒョン ]
価格:1430円(税込、送料無料) (2021/8/14時点)


まとめ

炎上の心理には、「自己を正当化したい」感情があるのではないか、と先にご紹介した脳科学者・中野信子さんは言います。マスク警察もそうでしたが、欲求を抑圧された環境が続く中、炎上がひどく続きすぎている気がしませんか。精神科医の香山リカさんが言うように表現の自由が行き過ぎているという解釈もできますが、炎上はもらい事故の場合もあります。そうなると一見加害者のように見える本人も見方によっては被害者。心のケアが必要だと思っています。今一度、炎上の仕組みを考える必要があるのではないでしょうか。


最後に、もし自分が「ヤバい」と思う投稿をした場合、(特に予告して)発信内容を削除すると、スクショを撮りたがる感情を駆り立ててしまうので、冷静に状況を見るようにしましょう。一次火災であればすぐ鎮静することができるケースが多いです。明日は我が身。賢く、いきましょう。

この記事を書いた人:神戸ポップ

NFTアーティスト・イラストレーター・ブロガー。

1983年兵庫県生まれ。
甲南大学文学部社会学科卒業。

発達障害と双極性障害II型の当事者で、病気は37歳の時に寛解。

心理学や哲学的なこと、そして何よりファイナルファンタジーが好きなアラフォー女性です。

心身の調子を崩しやすいことをきっかけにアロマテラピーや漢方の勉強もしてきました。

好奇心旺盛を活かして世の中の「ナゼナニ?」を考察してはアウトプットしています。

たまに実演販売もしています。

各リンク
linktr.ee

▼MAIL
yuka.mitsufuji@kobepop.net

 

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました